10月24日(木)~25日(金)、5年ぶりにもみじの家の社会適応訓練(一泊旅行)を実施いたしました。
宿泊を伴うため、事前の準備等が大変ですが、利用者の皆さんにとっては一大イベントです。
「しおりはいつできますか?」「誰と同じ部屋ですか?」「りんごが買いたいんだけど、バラで買えるの?」など質問されながら、指折り数えて楽しみにされていました。
一泊旅行当日、曇り空でしたが、お天気が崩れる心配もなく、総勢38名を乗せたバスは、定刻どおりに出発!
いざ、信州飯田を目指しました。
昼食は名古屋市内で、きしめんや味噌かつ、手羽先などの「名古屋めし」をいただいたあと、小牧・あいち航空ミュージアムに寄りました。たくさんの飛行機の展示があり、その大きさに圧倒されました。また、展望台に上がると、本物の小型飛行機の離発着の様子も見られ、予定していた見学の時間は、あっという間でした。
愛知県から岐阜県へと進み、途中、車中でクイズをしながら、一路、信州飯田を目指しました。
長い恵那山トンネルを抜けると、目的地に到着。お宿に行く前にりんご狩りをしました。
農園で新鮮なりんごジュースをご賞味させていただき、さあ、りんご狩りのスタートです。
もみじの家は何度もりんご狩りに行っていますが、農園の方にあらためてりんごのもぎ方を教わって、お目当てのりんごをゲットしました。小腹がすいていたとは言え、甘くて美味しいりんごをついつい食べ過ぎてしまい、お土産のりんごもいっぱい買って大満足でした。
お宿に着く頃には、もう日も沈みかけていて、川沿いの街や旅館の灯りがきれいでした。
昼神温泉「湯元ホテル阿智川」は、9年前のもみじの家の一泊旅行で宿泊したことがあり、今回2回目です。
部屋ごとに分かれ、温泉に入ったり、お土産を選んだりと自由時間を過ごしたあと、皆さんのお楽しみの夕食の時間となりました。
井村理事長のご挨拶、続いて、山本施設長の乾杯の合図で、宴会が始まりました。
信州と言えば、やっぱりお蕎麦。温かいお鍋でいただきました。他にもお刺身や鮎の塩焼き、天ぷらや煮物、すき焼き等、ご馳走がたくさん並びました。
また、恒例のカラオケ大会もあり、ステージに上がって自慢の喉を披露していただきました。
歌あり笑いありと宴もたけなわでしたが、午後8時にはお開きとなりました。
夕食後は肌年齢が3歳若返ると言われる美肌の湯に浸かり、旅の疲れを癒しました。
2日目、早朝から温泉に入った利用者さんもおられ、さらに肌年齢が若返ったでしょうか?
昨晩の夕食に引き続き、旅先では食が進むようで、おかわりの声が飛び交い、皆さん、朝から食欲旺盛でした。
お土産を選んだり、コーヒータイムでのんびり過ごしたあと、ホテルの前で集合写真を撮り、定刻より少し早く妻籠宿に向けて出発しました。
途中、山道を走る中、山の中腹まで霧がかかり、少し曇っていましたが、しばらくして霧が消えると、真っ青で雲一つない素晴らしいお天気になりました。
妻籠宿に到着した頃は、暑いくらいで、上着の袖をまくりながら散策しました。歴史ある街並みは風情があり、外国人観光客の方も大勢いらっしゃいました。
添乗員さんから恵那の川上屋さんが昼食場所の近くにあるとの耳より情報をいただき、早めに妻籠宿を出発し、昼食前に寄らせていただきました。季節限定の栗きんとんの他、洋菓子も所狭しと並び、たくさん買い物をして予定より時間オーバーしました。
昼食は恵那のドライブインに寄り、恵那鶏きのこ鍋を堪能しました。
昼食後は、一路、名張を目指しました。途中、刈谷サービスエリアに立ち寄り、車中でビンゴゲームを楽しみながら三重県へ。トイレ休憩の時間を予定より少しオーバーしながらも、夕方5時到着予定のところ、4時58分にもみじの家に到着。2日間の旅程を終え、無事に帰ることができました。
今回、5年ぶりの一泊旅行で、初参加の利用者さんだけでなく、初参加の職員も多く、少し不安もありましたが、皆様のご協力のおかげにより、無事に帰って来ることができました。
利用者の皆さんは、社会適応訓練としてマナーやお金の使い方など職員と一緒に学んでいただけたかと思います。
次は、「パンダが見たい。」「海が見えるところに行きたい。」などの声がありました。
また、行けるといいですね。
今回の社会適応訓練(一泊旅行)の実施にあたり、三重交通様、みやま交通様のお力添えをいただきました。また、保護者会様よりお茶の差し入れをいただき、参加してくださった保護者の皆様には、2日間大変お世話になりました。心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
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