- 住所
- 〒518-0615
三重県名張市美旗中村2339番地の11
→交通アクセス - 電話
- 0595-65-9577
- FAX
- 0595-66-5201
- 理事長
- 井村 拓美
- 法人設立
- 平成19年3月13日
特定非営利活動法人名張市手をつなぐ育成会
設立趣旨
名張市手をつなぐ親の会は、知的障害児・者の幸せを願い、親たちで支え合いながら、任意団体としてこれまで活動を続けてまいりました。
ここ数年、障害者の福祉制度は大きく変化し、平成18年4月には、支援費制度から障害者自立支援法へと新しい制度が施行されました。
また、教育制度では、これまでの「特殊教育」から「特別支援教育」へと変わりつつあり、障害のある児童生徒一人ひとりの教育的ニーズに応じて適切な教育的支援が行われることになりました。
しかしながら、時代とともに障害のある人たちの取り巻く環境や制度が変わっても、地域社会での正しい理解と暖かい支援がなければ、私たちは、この街で安心して暮らしていけないのです。
私たち親は、障害のある子どもを授かって、不安を抱えながら幼児期の療育にはじまり、学童期になれば放課後や休日、長期休暇における余暇活動や生活支援が課題になります。そして卒業後の就労先や居場所の確保、さらに親亡き後の成年後見制度まで見据えて、生涯に渡りとぎれのない支援を実現することは、親の願いでもあり、当事者団体としての課題でもあります。
当会は、任意団体として、名張市の委託を受けて、小規模授産施設「もみじの家」の運営や中学生・高校生対象の「障害児タイムケア事業」を実施してまいりました。今後、事業をさらに発展させるためには、任意団体でとどまらず、親の会を法人化していくことが望ましいと考えます。
障害者とその家族の幸せを願い、生涯に渡る支援が実現できるよう、今ここに私たちは、「特定非営利活動法人名張市手をつなぐ育成会」を設立致します。
設立の認証申請に至るまでの経過
名張市手をつなぐ親の会は、昭和36年より任意団体として活動を続けてまいりました。当会では、会員相互の親睦を深めるため、夏の療育キャンプやデイキャンプの行事や成人部、幼児・在学部の部会活動等を実施してまいりました。
平成5年度から名張市の委託を受けて、小規模授産施設「もみじの家」の運営を開始しました。
さらに平成17年度からは、モデル事業としてスタートした中学生・高校生対象の「障害児タイムケア事業」も名張市の委託を受けて実施してまいりました。
平成18年5月の平成17年度総会にて、平成18年度の事業計画案の重点活動事項に「NPO法人の設立」を掲げ、提案し、承認されました。総会後、当会役員、監事そして各部会代表でNPO法人設立準備委員会を発足しました。
平成18年11月28日開催の平成18年度臨時総会において、当会と同様の目的をもつ特定非営利活動法人を設立することを決議し、任意団体「名張市手をつなぐ親の会」の有する権利、義務は、新たに設立される特定非営利活動法人に継承させることと致しました。
同日、特定非営利活動法人設立総会の開催を経て、申請を実施するに至りました。
沿革
- 【昭和36年】名張市手をつなぐ育成会親の会設立(事務局:名張中学校)家庭訪問、一日保育実施
- 【昭和45年】三重県精神薄弱者福祉大会(名張市で開催)
- 【昭和55年】重度児キャンプ開始(榊原温泉にて実施)
- 【昭和58年】療育キャンプ開始(曽爾青少年自然の家)
- 【昭和60年】三重県精神薄弱者福祉大会(名張市で開催)
- 【昭和61年】福祉作業所(名張市勤労福祉会館にて 99回実施)
- 【昭和62年】福祉作業所(名張市勤労福祉会館にて 174回実施)
- 【平成4年】作業所設置準備委員会発足
- 【平成5年】名張市心身障害者小規模授産施設もみじの家 開所
- 【平成7年】会則変更 精神薄弱児(者)→ 知的障害児(者)
- 【平成8年】事務局をもみじの家に設置
- 【平成10年】名張市心身障害者小規模授産施設もみじの家 増築
- 【平成14年】学童保育げんきっこ開始
- 【平成17年】名張市障害児タイムケア事業開始(伊賀つばさ学園)
- 【平成18年】NPO法人設立準備委員会発足
- 【平成19年】特定非営利活動法人名張市手をつなぐ育成会 設立
- 【平成21年】名張市手をつなぐ育成会もみじの家 就労継続支援B型事業・生活介護事業として事業開始
- 【平成23年】特定非営利活動法人名張市手をつなぐ育成会 設立50周年
理事長あいさつ
- 令和6年度第17回通常総会にて理事長に就任いたしました。
これまで諸先輩方が大切に築き上げてきたもみじの家、及びくらもちホームの運営を継承し、身が引き締まる思いと共に大きな責任を感じております。
これまで同様、質の高い施設運営を継続しつつ、利用者の皆様が安全に且つ楽しく過ごせる環境を維持できるよう力を尽くして参りますので、今後とも、変わらぬご支援、ご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。